A1: 大気より真空側で処理出来れば真空熱処理と言えます。低真空でも真空状態ならば真空熱処理と言えます。その為、着色が起きやすい鋼材を低真空での真空熱処理で処理した場合は製品に青やねずみ色などの着色が起きる可能があります。熱処理の要求項目に外観不問の場合起こされる事が多いようです。硬度が入っているが外観が悪いのでショットブラスト等で外観の着色部分を除去する工程が必要になります。
弊社は高真空炉ですので外観の変色なくお客様がスムーズに次工程が行えます。
A2:弊社には国内最大の高真空処理の真空炉が御座います。1度での処理可能量は4.5トン、炉内の有効寸法はL3100xW1600xH1400です。
A3:はい、可能です。弊社のタイ工場は日本と同じ設備を導入しておりますので、タイでも日本と同様の処理が出来ます。最大処理量が同じ真空炉を設備しております。
A4:はい、可能です。弊社の真空炉は全て高真空炉仕様になっております。更に様々なガスでの処理が可能です。
A5:はい、可能です。弊社の真空炉にはガスラインが多数ございますので使用可能です。
A6:御座います。大気炉で処理した場合は表面が酸化する為に後工程で酸洗浄がございます、酸洗浄を行う事で品物肉厚が減る、薬品により肌荒れが起きます。
真空炉で処理を行えば製品の表面が活性化しますので鋼本来の色で納品します。
A7:真空炉は水、電気、不活性化ガスを使用して処理を行っておりますので排出ガスも他の熱処理設備と比較すると非常に少ないです。
A8:通常の真空炉は温度コントール、加熱防止の熱電対 の計2本で操業していますが 航空仕様の真空炉は 計4本で操業しておりますので誤差に対しての保証が尚一層可能です。真空度も通常よりも改善されています。
A9:弊社は真空炉を導入して30年以上の知識と全て弊社仕様の設備となっておりますので様々な技術提案が可能です。
A10:顧客様の要求事項に対応させて頂きます。
具体的には 処理中の製品接触実温度測定によるプログラムと製品の温度測定による保証・年一回校正された硬度計による硬度測定保障・処理チャート提出による保障・処理した製品の金属組織検証による検証
A11:ISO9001:2015 をもっております。